○急性灰白髄炎の予防接種の実施について
(昭和五四年一二月一〇日)
(衛情第五二号)
(各都道府県衛生主管部(局)長あて厚生省公衆衛生局保健情報課長通知)
標記については、本日厚生省公衆衛生局長から「予防接種実施要領」の一部改正について通知されたところであるが、今後の具体的な実施に当たつては、次の事項を了知の上、貴管下市町村長の指導方よろしくお願いいたしたい。
1 接種液
(1) 今回の経口生ポリオワクチンの剤型変更は、昭和五十四年八月二十七日厚生省告示第百四十九号をもつて生物学的製剤基準(昭和四十六年厚生省告示第二百六十三号)の一部が改正されたことによるものであること。
(2) 新剤型ワクチンは、三価混合の弱毒生ウイルスワクチンに精製白糖を加えた単一の製品であり、希釈は不要であること。
(3) ワクチンの主成分、貯法、融解後の保存期間及び最終有効期間については、従来型ワクチンと変更がないこと。
(4) 接種液の保存等については、当該ワクチンの特殊性から従前と同様の取扱いとするが、市町村において保存等を行う場合には、所定の条件を維持するよう十分指導されたいこと。
2 実施方法等
(1) 一人一回当たりの投与量は、○・○五ミリリットルであること。
(2) 投与は、経口投与器具を用いて行うものであること。
(3) 経口投与器具は、接種液供給の際に消毒済のものが添付されているので、これを使用することが望ましいものであること。
(4) 接種に用いた経口投与器具を処分する場合は、煮沸等により消毒した後に焼却又は廃棄すること。
3 関係団体等との連絡及び広報
(1) 予防接種の実施に当たつては、地域医師会等関係団体と十分協議し、予防接種の円滑な実施ができる体制の整備を図ること。
(2) 接種液の剤型変更について地域住民に対し、回覧、チラシ、ポスター等により広報の徹底を図ること。
4 その他
(1) 昭和五十四年八月二十七日前に薬事法(昭和三十五年法律第百四十五号)第四十三条第一項の規定による検定に合格した従来型ワクチンについては、従前の例により使用できるものであるが、予防接種の実施に際し、混乱を来すことのないよう従来型ワクチンの使用は避け、新剤型ワクチンを使用することが望ましいものであること。
(2) 新剤型ワクチンと従来型ワクチンとの比較表を添付するので、参考とされたいこと。

別添略